2025年6月、アメリカ・ロサンゼルスで起きた移民を巡る暴動が世界の注目を集めています。
なぜこのような大規模な抗議と暴力が起きたのでしょうか?
今回は、ロサンゼルスで「移民」摘発をきっかけに起きた大規模な抗議デモの原因や実際に何が起きたのか、どこで起きたのかなどを中心に、徹底調査しました。
ロサンゼルスで移民を巡る暴動が発生した原因とは?

- なぜロサンゼルスで暴動が起きたのか?
- なぜ暴動がここまで激化したのか?
なぜロサンゼルスで暴動が起きたのか?
2025年6月6日、ロサンゼルス市内でICE(米国移民・関税執行局)が不法移民とみられる住民を一斉に摘発しました。
この一斉摘発に抗議する大規模なデモが発生し、一部が暴徒化したことで大きな注目を集めています。
もともとロサンゼルスは「サンクチュアリ都市」として、移民に比較的寛容な政策を取ってきた地域です。
そのため、市民の間には「急な強制摘発は不当だ」という声が広がり、怒りが爆発したようです。
なぜ暴動がここまで激化したのか?
ロサンゼルスは多様な移民が暮らす都市で、移民コミュニティの存在感が非常に大きいです。
そのため、カリフォルニア州やロサンゼルス市は移民に対して、比較的寛容な姿勢を取ってきました。しかし、トランプ大統領は2025年1月の大統領再就任直後から強硬な移民政策を次々と打ち出し、今回2025年6月には大規模な移民摘発と州兵2000人の強制派遣を実施しました。
今回のこの摘発は「移民の街」であるロサンゼルスの住民にとっては大きな衝撃となり、暴動が激化したようです。
SNSでデモの様子が拡散され、共感や抗議の声が一気に広がったことも、暴動の拡大に拍車をかけています。
ロサンゼルスの移民暴動で何があった?場所はどこ?

- 実際にロサンゼルスの暴動では何があったのか?
- 暴動の場所はどこか?
- 不法移民摘発の実態は?
- 警察・連邦政府・州兵による対応は?
- 【まとめ】ロサンゼルスの移民暴動で何が起きている?
実際にロサンゼルスの暴動では何があったのか?
6日に始まった抗議デモは、早い段階から一部が暴徒化し、警察との衝突や逮捕者が出るなど、混乱が広がっていきました。
デモ現場では、デモ隊と警察が衝突し、車が燃やされたり警察車両が壊されたりと、かなり激しい状況になっているようです。
さらに、警察が催涙ガスやゴム弾を使う場面もあり、現場は緊迫した状況となっています。
暴動の場所はどこか?
暴動は主に
- ロサンゼルス中心部(ダウンタウン)
- 連邦政府ビル
- 市庁舎前
などで発生しました。
また、パラマウント地区や高速道路でもデモ隊が道路を占拠し、道路が封鎖される事態となりました。
近郊地域でも暴動が広がり、複数の場所で警察との衝突や逮捕者が出ているようです。
不法移民摘発の実態は?
今回の摘発では、滞在資格のない不法移民が多数拘束されました。
報道によると、6日の大規模な取り締まりで44人の滞在資格のない移民が拘束され、その中にはギャングメンバーや犯罪歴を持つ者も含まれていたとされています。
しかし、長年地域社会に根付いてきた移民も多く、現地コミュニティには強い不安と反発が広がっているようです。
警察・連邦政府・州兵による対応は?
警察はデモの激化を受けて、催涙ガスやゴム弾を使って鎮圧に乗り出しました。
さらに、トランプ大統領の指示で州兵約2000人がロサンゼルスに派遣され、主要なデモ現場に配備されました。
この州兵派遣については、カリフォルニア州知事やロサンゼルス市長が「さらなる緊張を招くだけだ」と強く反発し、連邦政府と州・市の対立が一層鮮明になっています。
【まとめ】ロサンゼルスの移民暴動で何が起きている?
今回のロサンゼルスにおける移民暴動は、不法移民摘発という政策の強行が、多様な移民社会であるロサンゼルスに大きな波紋を広げた結果です。
今後も対立の長期化が懸念されており、移民問題と治安維持のバランスをどう取っていくか、アメリカ社会の方向性が問われる重大な出来事と言えます。
今回のニュースは、移民や多様性、そして政治について考えるきっかけになります。私たち日本人も、自分たちに置き換えて考えてみる必要があるニュースではないでしょうか。
詳しく知りたい方は、NHKの最新ニュースなどをご覧ください。
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