2025年4月に開幕した大阪・関西万博。未来を感じる展示や話題のパビリオンに注目が集まる一方で、思わぬ問題がSNSやメディアで話題になっています。
それが、「虫が多すぎる問題」。
「虫がヤバい」「顔に虫がぶつかってくる」など、来場者からは驚きと不快の声が相次いでいます。
この記事では、
- 万博会場で虫が多い理由
- ユスリカとは何者?
- ユニバやディズニーと何が違うのか
- アース製薬の協力による対策
について、まとめていきます!
万博会場で虫が大量発生している理由は?

万博会場に虫が多い背景には、虫が好む環境がそろっているという現実があります。
特に、2025年大阪・関西万博では、ユスリカという虫の大量発生が問題視されていて、この大量発生の主要な理由として「3つの環境要因」があるようです。
① 水辺が多く、ユスリカの繁殖地に
万博会場には「ウォータープラザ」や人工の池など、水辺の施設が多く存在します。
ユスリカは水辺に卵を産み、幼虫が水中で育つため、こうした環境はユスリカにとって成長しやすい場所になってしまったようです。
② 木材建築×日陰×風通しの悪さ
会場の象徴ともいえる「大屋根リング」や多くのパビリオンでは木材が使用されており、虫が止まりやすい構造になっています。
また、風通しが悪く日陰も多いため、虫にとっては快適な空間になっています。
虫が集まりやすい条件がそろっているようですね。
③ 万博会場の立地
万博の会場となっている夢洲は、もともと湿地や草地が広がり、「虫の王国」と呼ばれるほど多様な昆虫が生息していました。
特にユスリカは以前から大量にいたことが環境調査でも指摘されています。

まさに虫が繁殖しやすい環境がそろっていたんですね…!
「ユスリカ」って何?蚊とは違うの?

万博会場で特に大量発生しているのは、「ユスリカ」という蚊に似た羽虫です。
見た目は似ていますが、人の血を吸うことはなく無害です。
とはいえ、顔や服にまとわりつき、群れで飛ぶ様子は「気持ち悪い」と感じる人も多く、来場者にストレスを与えているようですね。
この「ユスリカ」が大量発生してしまった原因は、「3つの環境要因」だけでなく、会場建設で生態系のバランスが変わり、天敵となる魚や鳥が減ったことも一因と考えられています。
ユニバやディズニーに虫が少ないのはなぜ?

万博と似たような大規模なテーマパークには、
がありますが、これらのテーマパークでは虫による不快報告はほとんどないですよね。
その理由として
- 風通しが良く、万博会場ほどの湿地や水辺がない
- 徹底した害虫管理(定期的な駆除・清掃)
- 虫の光への誘導を防ぐ照明設計
つまり、環境デザインの時点で「虫が住みつきにくい構造」になっているんですね!
また、万博は「自然との共生」をテーマにしているため、環境への配慮から殺虫剤の使用も慎重になっていることも違いとして考えられますね。
アース製薬が駆除に協力!対策は進んでいる?

この虫問題に対して、大阪府の吉村知事が対策に乗り出しました。
大阪府として、殺虫剤大手の「アース製薬」に対策協力を要請し、同社も快諾。
アース製薬は「虫こないアース」などの殺虫剤や業務用防虫ファンを提供し、現地調査を実施して発生源の特定と具体的な対策を進めています。
万博協会の対策内容(一部)
- ユスリカの発生源調査
- 会場への発泡剤の散布
- 店舗やパビリオンへの殺虫剤・殺虫ライト配布
まとめ:今後の万博に期待しつつ、防虫対策を!
万博で虫が大量発生しているのは、
- 水辺が多い会場設計
- 木材と日陰の多さ
- ユスリカの習性にマッチした環境
などが原因です。
しかし、アース製薬の協力のもと本格的な対策がスタートしており、今後はより快適に楽しめる万博へと進化していくと思います!
これから行かれる方は、虫除けスプレーなどを持参して対策しつつ、自然と共生する万博を楽しんでください!
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